河昌通信83号 「箸休め」のコーナーです。  今回はウルフルズのコンサートのお話です。

箸休め 毎度 藤本です。

今回はウルフルズのコンサートのお話です。

毎年、嫁とその連れの運転手として万博で開催されるウルフルズのコンサートに出かけています。

今回はデビュー25周年ということで「おはよう朝日です」の岩本さんやユースケ・サンタマリアさんが特別出演され、いつも以上ににぎやかな催しとなりました。

花火も例年以上に美しく、充分楽しませてもらいました。

それにしても25年の年月は長いものです。親子3世代で来られているファンの方がちらほら見受けられました。

ところで、話は突然変わりますが、このコンサートに行くたびに思い出すことがあります。

数年前、コンサートも終盤を迎え、メンバーがファンに向かってギターのピックやドラムのステックを放り投げ始めました。

そのステックの1本があろうことか私めがけて飛んできたのです。

スローモーションのようにくるくると回転しながら私めがけて飛んできます。

私の前を遮るものはありません。

「頂き」と思った瞬間、「ドーン」と衝撃を受け嫁ともども倒れこみました。

隣にいた夫婦連れの旦那の方が飛び込んで来たのです。

「いててて」と立ち上がるとその旦那の手には私が頂けるはずだったスティクが握りしめられえていました。

旦那は私に「すみません」と声をかけた後、奥さんと嬉しそうにはしゃいでいました。

怒るのもおとなげないと思いそのまま終演を迎えました。

あとになってステックが手に入らなかった悔しさよりも、がめつく飛び掛からなかつた自分のふがいなさを嘆きました。

後日、連れの一人から隣の夫婦がネット上でドラムの「サンコン」さんの大ファンであること。

又、会場内での行動に対していたく反省し、謝っていたと聞き私の気持ちは治まりました。

どうせ私の手に入っていても孫の手代わりに背中を掻たり肩を叩く程度だったと思います。

熱烈なファンの方の手元に届いたことは必然だったのでしょう。

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