「不死身の特攻兵」・・戦争責任を国として検証しないのであれば、個人としてきちっと検証しておかないと誤った方向に進んでもわからなくなってします。

まだあと一日ありますが、

今年読んだ本の中で

最も印象に残っている1冊です。

「不死身の特攻兵」

先の戦争

太平洋戦争!?

大東亜戦争!?

 

いずれにしてもあの状況の中で、

9回の特攻出撃で死ななかった・・

昨年2016年2月まで生き続けた

人の話をベースに描かれています。

 

戦争というものについて

深く考えさせられる一冊です。

 

1.戦争は国の内部から起きる。

政治は国民の求心力を集めるために

関心を外に向けさせて

外に「脅威」を作ってはいけない。

2.特攻隊員は国のために出撃していったが、

特攻作戦を推進したのは

国民の戦争継続意欲をなくさないための

軍の自己保身で会った側面が強い。

3.残念ながら、ほとんど効果がなかった。

4.今の日本は当時と生き写し。

5.先の戦争の責任を

「国」の責任

「指導者」の責任

「軍人」の責任

「国民」の責任

ときっちり分けて検証しておかないと同じ事がまた起こる。

現に起こりかけている。

 

戦後、

「一億総懺悔」という言葉で、

済ませてしまった戦争責任が

今になってこの国に重くのしかかってきている・・

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