河昌通信85号アップします。  新のりの季節です。

こだわり商品紹介のコーナー!!新のりの季節です。

僕が河昌に入社した30年前とは様子が変わりましたが、

年末には新のりが生産され今でも

サンプルをお届けして1年分の海苔を確保していただくお店が何件かあります。

以前より海苔の品質が安定して

「強いこだわり」がなければそこそこの海苔をお届けできるのですが、

やっぱりお店のこだわりはそのお店の大将にしかわかりませんので、

ご要望がございましたらお声がけください。

サンプルをお届けしてご要望いただいた数量は確保させていただきます、

さて、新のりの生産状況(この原稿を書いているの12月18日現在)ですが、

九州有明は品質面では良かったと思うのですが、

昨年にひき続いて相場は高めです。

3年続きの不作の影響でやっぱり海苔は足りないのだと思います。

昨年買い遅れてあまりよくない品質の海苔を高く買った商社は

「どっちみち高いのなら品質がいいうちに買おう」

という感じでしばらくは高値が予想されます。

1月下旬くらいになって大豊作が予想されるようになれば安くなるのでしょうが、

万一不作が見えてきたら暴騰することも考えられます。

当店も品質に見合った商品は仕入れていこうと考えています。

すし屋さんで人気の高い愛知知多産の入札会は明日16日から本格的に始まりま
した。

昨年もこの時期に仕入れて、

その後品質が落ちて相場が安くなったら買い足すつもりだったのが、

品質が落ちて相場が上がったので全く買えませんでした。

今年も出来の良い浜の海苔に焦点を合わせて落札しました。

兵庫県産海苔の仕入れは、

18日と23日の入札会で店頭小売用の「須磨のり」の原料を確保します。

すし屋さんにむいた海苔は1月上旬の入札会に出品されるのではないかと予想しており、

順調に生産されることを願っております。

さて、近年漁師さんと直接取引するようになって始めて知った海苔養殖をめぐる深刻な話題があります。

温暖化による海水温の上昇や海水面の開発(埋め立て)などによる漁業権の返上による海苔の養殖面積の減少、

漁師の高齢化と後継者がいないことによる漁業者の減少・・・

などに加えて、海水の浄化による

「栄養塩の不足」が大きな問題になっています。

もうお読みになった方もいらっしゃると思いますが、

記事をブログにアップしました。

お読みいただいて、寿司の関連の情報としてお客様との会話などにご活用いただいたら幸いです。

 

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