こんにちは、
神戸須磨 海苔専門店 ㈱河昌店主 藤井昌治です。
河昌通信78号「こだわり商品のコーナー」アップします。
河昌店主の藤井昌治です。
3年続きの不作で、
異常ともいえるくらいの値動きをした今年の海苔の相場、
5月9日の兵庫県の入札会で終了しました。
総生産枚数はおよそ75億枚とここ2年と変わらないものの、
今年は1月下旬以降、
品質に見合わない高値での入札が多く、
どの商社もすし屋さんで使っていただく
品質・価格帯の海苔の確保に苦労したようです。
色落ちした粗悪な海苔を生産しても高値で売買される、
ということで例年なら市場に出回らないような
粗悪な海苔まで生産しての75億枚ですから、
お寿司屋さんにとっても、
消費者にとっても、
海苔の業界にとってもよくない状況だと思います。
そうした状況下、
当社はお陰様で
中級品(1枚18円~20円)以上の海苔の手当ては
1月中旬までにほぼ終わっていましたので、
今シーズンに関しては
例年並みの商品を値上げせずにお届けできそうです。
ご安心ください。
ただ、不作の原因が、
①地球温暖化によるとみられる海水温の上昇、
などの自然環境の変化、
②生活排水の浄化が進んだことによる海の栄養不足、
などの生活と自然のかかわり、
③生産者の高齢化と後継者の不足、
などの日本が抱える社会問題、
など、一朝一夕に解決できることじゃありませんので、
来年以降も程度の差はあれ、
似たような状況は続くのじゃないかと危惧しております。
河昌通信は、海苔専門店の河昌が、
お得意様であるすし屋さんの繁盛につながることを願って毎月作成している通信誌です。
お時間のある時にお読みいただき、お役に立てればうれしいです!(^^)!
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
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神戸須磨の海苔専門店 株式会社 河昌(かわしょう)
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